2010年4月22日木曜日
天地明察(冲方丁)
目次
第一章 一瞥即解
第二章 算法勝負
第三章 北極出地
第四章 授時歴
第五章 改暦請願
第六章 天地明察
途中で涙が止まらなくなりました。
数学者で天文学者で、大名の碁の相手をする碁打ちである、主人公の一世一代の大事業。
時の権力者や、一般民衆に自分のしていることを理解してもらえるように奔走する…科学コミュニケーションはこうあるべきなのかな、と思わせる流れがありました。
主人公の他にも様々な学者がでてきましたが、どのひともみな「知りたい」「解きたい」好奇心の固まり。
算数の問題を絵馬に書いて願掛けする「算額」、誰とも分からず出題し、誰とも分からず解いていく…いまでいうネット掲示板のような交流?があったのが興味深く感じました。
史実(科学史)としてはいろいろあるみたいですが、教科書ではなくフィクションだからいいじゃないですか(笑
いかにもありそうに嘘をつくのも、作家としての力量のうちです。
2010年 本屋大賞受賞作。
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